iPhone・Android・iPad・その他 全モデル対応の基板修理・データ復旧

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iPhone・Android・iPad・その他 全モデル対応の基板修理・データ復旧のDr.CPUが
実際に修理を行った実績をご紹介していきます。同じ症状などございましたらお気軽にご相談ください!

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Galaxy A36 5G(SC-54F)電源が入らない症状の基板修理事例|データそのまま復旧

大阪 Galaxy A36 5G(SC-54F)電源が入らない症状の基板修理事例 大阪でGalaxy A36 5G(SC-54F)の修理をご検討中の方から、「端末を落下させてから画面が割れ、電源が入らなくなった。中のデータが必要なので何とか復旧できないか」というご相談をいただきました。 今回のケースでは、基板修理を行うことで起動を回復し、データを残したまま復旧できた事例となります。 大阪にお住まいのお客様が来店 落下後に画面が映らず起動しない状態 お電話でのお問い合わせ時点では、「画面が壊れて映らないが、データが必要」という内容でした。 お話を伺う中で、お客様はすでに同一機種の端末を入手されており、まずは基板を入れ替えることで問題がすぐに判断できるということをお伝えしました。 ただし、画面を交換したとしてもデータを保持したまま使用できるかどうかは、実機の状態を確認しなければ判断できないため、その点も事前にご説明しています。 来店後に端末をお預かりし詳しく状況を確認したところ、落下の衝撃以降、充電ケーブルを接続しても反応がなく、完全に起動しない状態が続いているとのことでした。 すでに複数の修理店やキャリアショップにも相談されたそうですが、「基板故障の可能性が高い」と判断され、修理不可との案内を受けていた状況でした。 今回のご依頼内容のまとめ 機種名:Galaxy A36 5G(SC-54F) 修理内容:基板修理(HARD ICリボール)+画面修理(基板入れ替え) 初期症状:画面破損、画面表示なし、起動不可 故障のきっかけ:落下による衝撃 ご依頼方法:持ち込み 内訳: 基板修理 33,000円 + 画面交換作業費8,800円(部品持ち込み) ※この記事に記載の料金は記事公開時点の一般のお客様向け料金であり、今後変更となる可能性があります。最新の料金は店舗までお問い合わせください。 外観確認 液晶破損により画面が映らない状態 まずは外観から確認を行いました。液晶画面は落下の衝撃で破損しており、表示は完全にブラックアウトした状態でした。 画面割れのみであれば画面交換で改善する可能性もありますが、今回は電源が入らないため、基板側の不具合も視野に入れた診断が必要な状態です。 落下の衝撃で液晶が破損し、画面表示ができない状態 初期診断 電流値を測定 次に、分解を行う前の段階で端末と電流測定器を充電器で接続し、電流値の測定を行いました。 正常な端末であれば充電開始時に一定の電流変化が確認できますが、本件では正常時の挙動が見られず、電源回路が正しく動作していない可能性が高い状態でした。 充電時の電流値を測定し、電源系の状態を確認 なお、修理前に可能であればデータのバックアップを取っておくことが推奨されます。Galaxy端末の修理やバックアップに関する一般的な案内については、Samsung公式の修理・サポート案内にも掲載されていますので、比較検討の参考としてご覧ください。 分解 内部状態の確認 続いて端末を分解し、内部の確認作業を行いました。外装だけでは判断できないため、基板周辺の状態を含めて慎重に確認します。 分解直後の内部状態 シールド取り外し 基板を目視確認 内部確認を進めるため、プラスチック状のシールドを取り外し、基板を保護している箇所内部を目視で確認していきます。 プラスチック状シールドを取り外した状態 基板上のメタルシールドに確認できた衝撃痕 端末を分解し、マザーボードを取り外して内部を確認しました。 基板を覆うメタルシールド部分に、落下によるものと思われる明らかな衝撃痕が確認できました。 基板を直接覆うメタルシールドに確認できた衝撃痕 衝撃痕部分を拡大して確認 基板入れ替えによる切り分け 画面だけが原因ではないことを確認 お客様が同一機種の正常な端末をお持ちだったため、念のために基板を入れ替えて動作確認を行いました。ドナー機は液晶も正常なため、基板を入れ替えることで画面側か基板側か問題を切り分けることができます。しかし、基板を入れ替えても電源は入らず、画面破損だけが原因ではないと判断したので基板修理作業へ移りました。 基板修理 HARD IC(ストレージIC)のリボール作業 衝撃痕直下にはCPUおよびHARD IC(ストレージIC)といった重要なICが配置されていました。 詳細な診断の結果、落下時の衝撃によりHARD ICとはんだ接合部が劣化し、接触不良を起こしている可能性が高いと判断しました。 今回の修理では、HARD ICのリボール作業を実施しています。 ICを基板から慎重に取り外し、IC側・基板側ともに残留はんだを除去・クリーニングしたうえで、新しいはんだボールを形成し再実装しました。 HARD ICリボール作業後の基板状態 修理後の動作確認 データ保持を確認 リボール作業完了後に電源を投入したところ、端末は正常に起動しました。 起動後は電源のオン・オフ、再起動、充電動作、タッチ操作、通信機能、ストレージ認識など基本動作を一通り確認し、いずれも問題がないことを確認しています。 内部データも消失することなく、そのまま保持された状態で復旧できました。 修理後、正常に起動した状態 同じように電源が入らない症状でお困りの方へ 落下後に画面が割れ、電源が入らなくなった場合でも、故障内容によっては基板修理によって起動を回復し、データを残したまま復旧できる可能性があります。 一方で、自己判断での初期化や分解、通電の繰り返しは、状態を悪化させることもあります。 Dr.CPUの基板修理・データ復旧について Dr.CPUでは、来店による基板修理と、 全国対応の郵送修理で、 iPhone・iPad・Android端末の基板修理・データ復旧に対応しています。 【営業時間】10:00〜19:00 【電話番号】080-6452-0795 よくある質問 Q. 画面が割れて電源が入らないAndroidでも、データは残せますか。 A. ストレージICやCPUなど重要な部位が致命的に破損していない場合は、基板修理によって起動を回復し、データを保持したまま復旧できる可能性があります。 Q. キャリアショップで修理不可と言われた端末でも依頼できますか。 A. はい、可能です。メーカーやキャリアでは基板修理に対応していないため修理不可となるケースでも、故障内容によっては復旧できる場合があります。 Q. 修理期間はどのくらいかかりますか。 A. 症状や作業内容によって異なりますが、最短即日から対応しております。基板の状態に応じて数日お預かりとなるケースがございます。お急ぎの場合は事前にご相談ください。

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大阪 iPhone11 Pro Max リンゴループ 基板修理|データ重視の診断結果【修理不可事例】

大阪 iPhone11 Pro Max リンゴループ 基板修理 の修理不可事例 大阪 iPhone11 Pro Max リンゴループ 基板修理 をご検討中の方から、「ゲーム中に突然電源が落ちてから起動しない」というご相談をいただきました。今回のケースでは、最終的にデータを残したままの復旧が不可能と判断せざるを得ず、診断結果と作業工程をできるだけ分かりやすくまとめています。 大阪市内からのご来店とリンゴループの症状 お客様からお伺いした状況は次の通りでした。朝の時点でバッテリー残量が九十パーセントある状態でゲームをしていたところ、突然端末の電源が落ち、その後はAppleロゴが表示されては消えるリンゴループを延々と繰り返し、ホーム画面まで一切進めないという症状です。 iPhoneのリンゴループは、単なるソフトウェアの不具合で解決できる軽症のケースから、今回のように基板レベルの重度故障まで原因が幅広く存在します。そのため、表面的な症状だけで自己判断せず、段階的な診断が重要になります。 今回のご依頼内容のまとめ 機種名: iPhone 11 Pro Max 修理内容: 基板修理によるデータ復旧を目的とした診断(最終的に修理不可) 初期症状: リンゴループ(Appleロゴが表示されては消える起動不良) 故障のきっかけ: 自然故障(ゲーム中に突然電源が落ち、その後リンゴループ) ご依頼方法: 大阪市内からご来店 作業時間: 丸一日 修理料金: 税込 3,300円(調査費用) ※調査の結果、復旧が可能だった場合は、調査費用は修理料金に内包され、別途ご請求することはありません。修理不可の場合、およびお客様都合によるキャンセル時のみ調査費用が発生します。 ※この記事に記載の料金は記事公開時点の一般のお客様向け料金であり、今後変更となる可能性があります。最新の料金は店舗までお問い合わせください。 リンゴループ状態でAppleロゴが点灯したまま止まっているiPhone 11 Pro Max 初期診断 ソフトウェア異常か基板故障かの切り分け まず、ソフトウェア異常か基板故障かを切り分けるために、専用ツールを使用してPCに接続し、リカバリーモードへの移行やログの取得を試みました。一般的には、iTunesやFinderの画面から復元やアップデートを行うことで改善するケースもあります。Apple公式のサポート情報にも、復元手順が詳しく掲載されています。 しかしながら、本件の端末ではリカバリーモードに入ることができず、DFUモードには移行できるものの、通常のソフトウェア修復アプローチでは改善が見込めない状態でした。この時点で、ロジックボード上のストレージICや電源ラインなど、ハードウェア側のトラブルの可能性が濃厚と判断しました。 お客様からは「何としてもデータを残したい」というご要望を強くいただいていたため、データが完全に消失する可能性が高い初期化や一部の強制的な修復処理はあえて行わず、データ保護を最優先とした方針で検査を進めています。 分解と外部パーツの切り分け検査 次に、本体内部の状態を確認するため、iPhone 11 Pro Maxを慎重に分解しました。 本体とディスプレイを左右に開き、内部パーツの状態を確認している様子 まず、本体を開き、バッテリーやディスプレイ、各種センサー、スピーカー、ドックコネクタなど、ロジックボード以外の周辺パーツを順番に切り離しながら動作を確認しました。水没や外部パーツのショートが原因の場合、この段階でリンゴループが改善に向かうこともあります。 しかし、バッテリーやディスプレイ、フロントセンサーなどを取り外した状態でも症状は変わらず、外部パーツ側ではなくロジックボード本体に問題がある可能性がさらに高まりました。外観上の腐食や焼損も見られず、一見すると大きな異常はない点も、基板内部の重度故障を疑う材料となります。 マザーボード単体での詳細点検とCPU・NAND周辺のチェック 次に、ロジックボード単体での診断に移行しました。iPhone 11 Pro Maxのロジックボードは二層構造になっており、いわゆる二階建ての形で実装されています。 温度管理が可能な専用治具に固定した二層構造ロジックボード 温度管理のできる専用治具に基板を固定し、電源ラインや主要IC周辺の抵抗値を計測しながら、顕微鏡でパターンのクラックやパッド剥離がないかを確認しました。電源回路に大きなショートは見られず、外観上の破損も確認できませんでしたが、CPUとNANDメモリ周辺の一部エリアで違和感のある反応が見られました。 さらに、CPUやNANDの下にあるBGAパッドを顕微鏡で拡大し、はんだボールの状態もチェックしましたが、明らかな剥離は確認できませんでした。それでも症状が改善しないことから、チップ内部の物理的損傷が進行している可能性が高いと判断しました。 CPU取り外し後の基板側パッド面を顕微鏡で確認している様子 NANDチップ側のボール面の状態を確認し、はんだクラックや欠けがないかを点検 ドナー基板を用いたCPU・NAND移植検証 重度の基板故障では、CPUやNANDメモリなど主要チップを、正常なドナー基板へ移植して検証する工程が有効です。そこで今回は、同一機種の正常なロジックボードを用意し、二層基板を上下に分離して検証を行いました。 上下二枚に分離したロジックボードを左右で比較しながら故障箇所を検証 まず、元のロジックボードからCPUおよび関連チップを慎重に取り外し、ドナー基板側へ移植して動作確認を行いました。通常であれば、基板側の不良であった場合、ドナー基板にチップを載せ替えることで症状が改善する可能性があります。 ところが、ドナー基板に移植した状態でもリンゴループ症状は解消されず、同様の不具合が再現されました。この結果から、基板側のパターン異常ではなく、CPU関連チップ自体が物理的にダメージを受けている可能性が非常に高いと判断せざるを得ませんでした。 その後、取り外したチップは元のロジックボードに戻し、お預かり時と同じ状態で組み戻しています。 CPUリボールやチップ移植作業のリスクについて CPUリボールやNANDメモリ移植といった高難易度の基板修理は、一般的な修理店では対応していない作業です。そのため、多くの店舗ではお客様から端末を預かったあと、当店のような基板修理専門店に外注する形を取っています。 高難易度作業で避けられないリスク 高密度で実装されたCPUやNANDチップは、もともと熱や衝撃に弱く、故障している個体では内部構造がすでに劣化していることも少なくありません。その状態でリボールや再実装を行うと、どれだけ慎重に作業しても、チップ内部の損傷が表面化して完全に動作しなくなってしまうリスクがあります。 今回の大阪 iPhone11 Pro Max リンゴループ 基板修理 のケースでも、データを残したまま復旧を目指すには、危険度の高い工程をどう扱うかという判断が常に必要でした。データを保護するため、チップの初期化や強制復元といった工程はあえて避けていますが、その一方で、故障箇所がチップ内部そのものに及んでいる場合、どうしても復旧できない結果になることがあります。 データ優先か端末復旧優先かの選択について 技術的には、ストレージを初期化してiOSを新規インストールすることで、端末としての動作だけを回復できる可能性が残っているケースもあります。ただし、この方法を選択すると内部のデータは完全に消去されます。 お客様がデータを最優先とお考えであれば、今回のようにデータを消さない範囲でできる検査と修理だけを行い、その結果として復旧が難しければ、やむを得ず修理不可の判断となります。反対に、データは諦めてでも端末を使える状態にしたいというご希望であれば、Apple正規サービスプロバイダでの本体交換や、公式サポートに沿った初期化を検討いただくことになります。 お客様にはそれぞれの選択肢とリスクを丁寧にご説明し、ご希望に沿った方法を選んでいただくことが重要だと考えています。 同じようなリンゴループ症状でお困りの方へ 今回のiPhone 11 Pro Max リンゴループ修理では、ストレージICの物理的損傷が疑われるケースであり、データを保持したままの復旧は困難でした。ただし、すべてのリンゴループが同じ結果になるわけではなく、基板修理によって復旧できる事例も多数あります。 特に、強制初期化や自己分解を繰り返してしまうと、かえってデータ復旧の難易度が上がることがあります。症状が出た段階で、できるだけ早く基板修理専門店にご相談いただくことをおすすめします。 リンゴループの一般的な原因については、Apple公式サポートページにも案内がありますが、実際の復旧可否は端末ごとの状態によって大きく変わります。 Dr.CPUの基板修理・データ復旧について Dr.CPUは、持ち込み修理と全国からの郵送修理で、iPhoneやiPad、Androidなどの基板修理・データ復旧に対応している専門店です。大阪近郊からのご来店はもちろん、遠方のお客様も郵送でご依頼いただけます。 修理の流れや発送方法については、以下のページで詳しくご案内しています。ケースごとに最適な提案を行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。 来店修理の流れを見る 郵送修理の流れを見る よくある質問 Q. リンゴループになったiPhoneから、データだけ取り出すことはできますか。 A. ストレージICやCPUが致命的に損傷していない場合は、データを残したまま起動を回復できるケースもあります。ただし、今回のようにストレージ自体が疑われる場合は、データ保全と復旧可能性を慎重に見極める必要があります。 Q. 他店で修理不可と言われた端末でも依頼できますか。 A. はい、可能です。一般的な修理店では対応していない基板レベルの修理にも対応しており、他店で断られた端末が復旧した事例も多数あります。 Q. 修理期間はどのくらいかかりますか。 A. 症状や損傷レベルによって異なりますが、基板修理の場合は最短即日から数営業日が目安です。お急ぎの場合は、事前にご相談ください。 Q. 郵送での依頼はどのように行えばよいですか。 A. お申し込みフォームから必要事項をご入力いただき、端末を宅配便でお送りいただく形になります。詳細は郵送修理の流れのページでご確認いただけます。事前に不明点をお知らせいただければ、個別にご案内いたします。

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